親子で中学受験を決意した時期が、娘が6年生の6月中旬という受験生としては、かなり遅れたスタート。幼児期から家庭学習の習慣をかなり厳しくつけていたので、学習量の多さには終始押し潰されることはありませんでしたが、不慣れな受験算数の応用問題と理科の計算問題にすぐ悪戦苦闘し始め、そこから目も回るような慌しい半年間が始まりました。

主に算数と理科を勉強し、その合間に国語の長文読解と社会全般(歴史、地理、産業、公民など)の暗記をする日々でしたが、夏以降、思うように成績が伸びてこずに、私にとって眠れない日々が続きました。
そんな中、マイペースな娘が楽しそうに塾での出来事を話す姿を見て、「この子はこの子なりのペースがあるんだ。信じて見守ってみよう。」と決心し、秋以降はお弁当作りやプリントの片付けなどをして精一杯応援することに徹しました。

その後、受験校やそれと同等位の偏差値の学校の過去問を解いたとき、思ったよりも良い点数(時には満点や驚くほどの高得点)が出せていたので、今までの努力の成果があらわれているなと確信しました。

そして受験当日。私は緊張のあまり、鮮明な記憶がないのですが、当の本人は全く緊張感など感じることなく受験会場に入りました。試験終了後、「楽しかった!」と満面の笑みで戻って来た娘を見て、「本当に受験して良かったな」と充実感で満たされました。

やんちゃでお喋りな娘をのびのびと見守るように指導して下さった先生方、時にはライバル、時には励まし合い、仲良くしてくれた塾のお友達のみんな。半年間という短期間でしたが、中身の濃い充実した時間を親子共々過ごさせて頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。本当に有難うございました。