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かえつ有明中学校 説明会2023開催レポート

2023年6月29日(木)創研学院・ブレーン主催 かえつ有明中学校の学校説明会を開催しました。

着席しての従来の説明会ではなく、校舎内をくまなくご案内いただき、時には生徒さんに突撃インタビューもしながら、ありのままのかえつ有明中学校を見させていただきました。

 

メッセージをいただきました

まず初めに、かえつ有明中学校 広報部長の宇野先生より、本記事をお読みの学生・保護者の方に向けてメッセージをいただきましたのでご紹介いたします。

かえつ有明中学校へ

かえつ有明中学校の最寄駅はりんかい線「東雲(しののめ)」駅です。学校へは約8分で到着します。

高速道路の下をくぐり、大きい通り沿いなので迷うことなく到着できました。駅からの詳しい経路はこちらをご確認ください。

自転車で通学している生徒さんも多いようです。

教育理念

かえつ有明中学校は、生徒一人ひとりの個性と才能を生かして、より良い世界を創りだすために主体的に行動できる人間へと成長出来る基盤の育成を教育理念としています。

常に変化する時代の中でも自分らしく生き、新しい価値観を創造できる人間を育成することを目標としています。

 

かえつ有明中学校

教育の3柱

大きな教育の柱は「ディープラーニング」・「グローバル」・「ダイバーシティ」の3つです。

▼ディープラーニング

独自の科目として中学校では「サイエンス科」を導入し、心理的安全性が高まる関係性や自分自身の感情や情動に意識を向け、探求や学びのための土台作りに取り組んでいます

授業内では情報収集・分析・発表のスキルを学び、創造的な思考力を育んでいます。中学1年生のうちからマイストーリー作成、価値観に関するワーク、人生曲線などの自己分析を取り入れ自分の興味や関心がどこにあるのかを見出していきます。

それがこの科目の核となる部分で、自己探求・興味関心へのディープラーニングに繋がり、掲げている教育方針とも直結しています。

また高校からは「トラディショナルクラス」・「オーセンティッククラス」・「高校新クラス」という3つのコースに分れます。

とくに新クラスは生徒自身が問題提起をし、主体的にプロジェクトを立ち上げて対話をしながら協同で学び、新しい価値観を生み出すことを目標にしているクラスで、ディベートやパネリングが得意な生徒さんが在籍しています。

実際にお話を聞かせてくれた生徒さんは担当の先生が声をかけてすぐ自分が研究していることのどこに疑問を持ち、問題点を解決するためにはどうしたら良いのかをとても分かりやすく伝えてくれました。

▼グローバル

かえつ有明中学校及び高等学校の約1200名いる在校生のうち約350名が外国にルーツのある国際生です。

しかし、あえて国際生クラスを作らずに共同で生活することで、文化の違いを肌で感じ、様々な背景を持つ人々とのコミュニケーションを日々取り入れ、その中で自分の気持ちを伝え、相手の言葉を受け止め、たくさんの気づきを得てお互いに高めあっていくことで、グローバルな視点・マインドを育むことが出来ます。日々の教育活動がそのままグローバル教育に活かされています。

英語教育に関してはオナーズクラス、アドバンストクラス、レギュラークラスの3つのレベル別で授業を行っており、英語をコミュニケーションのツールの1つとして活用できるような教育をしています。

 ▼ダイバーシティ

多彩なバックボーンがある中で他人に流されることなく、自分の意思を持って生きるための教育を行っています。

先の2つの柱にも掲げたような自己分析、そして他者との協働の中で相互理解・思いやりを持つことで、学校の中にも「自分の安心出来る場所」を作り、より良い学校生活を送るための基盤作りに取り組んでいます。

実際に在校生の話を聞くと、「学校全体の雰囲気が良く、どのクラスに行っても友達がいる」「学年の違う生徒同士でも仲が良く、先生も身近な存在」と語ってくれました。

教員数は中学校・高校合わせて110名、職員室横のラウンジでは先生に気軽に質問や相談ができます。進路のことなど込み入った事は隣の面談室でじっくりと話すこともできるようになっています。

外部との関わりも多く、高校生になるとインターンシップ協定を結んでいる東京理科大学との学生との関わりや、NPO法人と関わって社会貢献などを経験することもでき、校外での活動もあるため年齢の異なる人々との関わりも多くあるため、その中での相互理解、自己表現も培うことができます。

また昨年度は在校生から出た意見の「異学年交流」の機会を設け、それぞれの考える校則の在り方について議論を交わし多角的な視点から物事を見る、自分の意見を述べる、他者の意見を受け入れるという体験を実施しました。

学校設備

■グラウンド

全部で27の部活動があり、中でもテニス部は中学生・高校生合わせて約100名以上在籍し、昨年は全国大会優勝を果たしました。北グラウンドをメインに使用しますが、近隣の有明テニスの森まで行って部活動を行うこともあります。

北グラウンドの奥には現在新校舎を建設中で、美術室や技術室などの特別教室が入る予定です。

サッカー部や陸上部が使用する南グラウンドは体育の授業でも使用されるため、膝や腰の負担軽減のため人工芝が敷かれています。

体育祭も南グラウンドで開催されます。体育祭の様子も校舎内に掲示されていてどのクラスも和気藹々とした雰囲気が感じられました。

■体育館

入試の際の受付及び保護者待機場所になる空調システムも整備された体育館はタラフレックス張りの体育館はバレーボール部やバスケットボール部、バドミントン部などが活動をしています。説明会当日はハンドボールの授業が行われていました。

体育館は1200名を収容できる大きさで、全校集会などは体育館で行われています。

和室

和室も完備されていて、日本文化部や文芸部などが活動に使っています。

■カフェテリア

教室棟の1階はカフェテリアがあり、コンビニ自販機が設置されているため昼食や軽食を買うこともできます。音楽の授業が中学校高校で被ってしまった場合はカフェテリアで行う場合もあります。

現在は昼食時のコロナ禍対応を終了し、カフェテリアや屋上庭園で食事をすることもできるようになっています。昼食は自宅からお弁当を持ってくる、途中で買ってくる他に、日替わり弁当をインターネットで注文することもできます。このワンコインの日替わり弁当が生徒たちから大好評でした。

学校内の学習支援センターでは高校1年生の3学期から大学受験に向けた講座を開講し、月数千円で対策授業を受けることができます。今年度から総合・推薦型選抜用の講座も開講する予定です。

■情報センター「ドルフィン」

教室棟の3階から5階が普通教室になっていて、3階にはPC室、プロジェクトスペース、図書館がひとつになった情報センター「ドルフィン」があります。

5クラスが同時に授業を展開できる大きさになっています。プロジェクトスペースでは高校生の科目である「プロジェクト」の発表などを行っています。

図書館には5万冊の蔵書があり、必要に応じて検索や貸し出しが可能です。昨年から配置を変え、より多くの蔵書が手に取りやすくなっていました。

また、江東区の区立図書館と連携しているため、その蔵書を取り寄せて借りることもできます。

今回の学校説明会では、休み時間中にたまたまいた在校生に先生が声をかけ、即興で話を聞かせてもらうことができました。在校生はかえつ有明中学校に入学してからの軌跡や、学校のよいところを発表してくれました。

日頃からプレゼンテーションに慣れている生徒たちだけに、即席の発表にも関わらず、流暢に自分の体験を説明できる姿が印象的でした

他校の学校説明会ではあまり見られない、かえつ有明中学校の特徴を垣間見ることができました。急遽ご協力いただいた生徒の皆さん、ありがとうございました!

質疑応答

どのようなタイプの学生さんが多いか

自分から表現できる子が多い。先生や友人に積極的に話しかける子が多い。

学校生活や日々の宿題量はどのようなものか

宿題は基本的に土日に終わる量で定期テスト前の勉強はコツコツやっていれば課題等が終わらないことはない。(高校2年生)

日々の家庭学習は平均1時間くらい、土日は2時間程度で終わる。(中学1年生)

普段の服装もいろいろ自由が認められている。女子でもズボンスタイルが認められているのが良い。(中学1年生)

高倍率の入試を勝ち抜くためにどんな工夫が必要か

12月9日(土)に入試体験会があり、入試本番同様のスケジュール、採点基準での実施になるので自分にどこが足りないのか確認できる機会になっています。

また合格の95%が4科目での受験になっているため各教科満遍なく学習することが肝要です。

特待入試では一般合格もありますか。

一般合格もたくさん出しています。入学者の約8割は特待入試を受験した生徒です。特待生は全体で20名程度を予定していて、当日の成績次第ですが、そのうち7割を1種特待、3割を2種特待としたいと考えています。(2022年回答)

複数回受験による加点はありますか。

ありません。学校側として複数回受験を基本として考えておりますので、2科4科型入試の全4回とも、同じ難易度・同じ形式で作問しています。(2022年回答)

在校生は塾などに通っている人は多いですか。

大学進学に向けた学校内の学習支援センターがあり、現役の予備校講師も学校内で講座を開いています。学校の授業とリンクしているため内容に乖離がなく、負担になりにくいです。(2022年回答)

補習などはありますか。

普段の宿題の提出状況、定期テストなどから判断してまずは声掛けから行います。小テストなどで補習を義務化してしまうと「どうせ放課後にサポートしてくれるからいいや」という考えや、「部活動を積極的になりたい時期なのに」という思いを断ち切ってしまい、関係性の悪化や主体性がなくなってしまうので、声掛け→カウンセリング→フィードバック→実行のルーティン化を行い、自主的に取り組むようにします。(2022年回答)

入学の際にパソコンやタブレットの準備は必要ですか。

はい。次の3点の事項が備わっていれば、こちらから指定はしませんが、2月の新入生ガイダンスでお勧めのものを斡旋販売しています。(2022年回答)

・WiFiに繋がる
・Webカメラを搭載している
・キーボード操作ができる(ワイヤレスキーボードでも可)

おわりに

今回の学校見学の際も積極的にお話を聞かせてくれる生徒さんが多く、積極性や自己表現力がとても豊かな生徒さんが多い印象を受けました。

自己表現が得意あるいは好きなお子様にはとてもあっていると感じました。 カリキュラム自体も時代の変化に対応しつつも自分を見失うことのない自分を育成するという時代の中で求められる学校であったと思います。

写真ギャラリー

かえつ有明中学校 基本情報

所在地〒135-8711 東京都江東区東雲2-16-1
交通アクセスりんかい線「東雲(しののめ)駅」徒歩8分
設立年1903年
創立者嘉悦 孝 (かえつ たか)

創研学院・ブレーンでは各地域の人気の私立中学校を中心に、年間約40校、創研学院独自での学校説明会を実施しております。主に各私立中学校を会場とし、説明会と施設見学にご参加いただけます。

一般的な説明会よりも各中学校の先生方との距離が近い会となりますので、施設見学の後などに直接質問することも出来ます。本やインターネット上にはない、「生きた」情報が得られる説明会です。

また、創研学院・ブレーン生以外の生徒・保護者の皆様も無料でご参加頂けます。ぜひお知り合いの方もお誘い合わせの上ふるってご参加ください。

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