創研学院からのお知らせ |
2023-09-29
2023年9月8日(金) 創研学院主催 世田谷学園中学校の学校説明会を開催しました。
世田谷学園中学校は、昨年夏の説明会に引き続きの開催となります。
参加者はWebサイトから事前申し込みを行い、当日来場いただきました。(今後の予定は、こちらの私立中学校説明会ページをご確認ください)
当日は台風の雨風が吹きつける中、世田谷学園中学校の「修道館」にお集まりいただきました。
では、いよいよここから、同行した創研学院スタッフの視点で当日の様子をレポートしていきたいと思います!
まず初めに、世田谷学園中学校の山本慈訓校長先生より、本記事をお読みの学生・保護者の方に向けてメッセージをいただきましたのでご紹介いたします。
さて当日早朝、世田谷学園中学校へ向かいました。東急田園都市線・世田谷線 三軒茶屋駅北口から徒歩10分ほどで学校へ到着。人通りの多い大通りを通るので、子どもたちも安心して通学できそうだと感じました。
※Googleストリートビュー:マウスや指で自由に操作できます
また、先生方も通学路の中で危険な場所がないか点検したり、正門前には守衛さんもいたりと、安全に十分配慮した学校運営をされています。
山本慈訓校長による学校説明会が始まりました。
印象に残ったお話をピックアップしてご紹介します!
▼甲子園
まず山本校長が紹介されたのは「甲子園」のお話でした。男子校の持つ魅力「さわやかさ」のお話をしてくださいました。
そこから世田谷学園軟式野球部の関東大会出場のお話で、WBC決勝の時も多摩川の河川敷で練習したところテレビのインタビューを受けたそうです。
▼Think&Share
仏教・禅を中心とした教育をされている世田谷学園中学校は、「Think&Share」を教育理念に掲げています。
これはお釈迦様の言葉「天上天下唯我独尊」を世界中の方々に分かるように英語にした言葉です。
「天上天下唯我独尊」という言葉は、「自分一人だけが優れている」という間違った意味で捉えられることもありますが、本来は仏教・禅の人間観・社会観・世界観が込められた言葉だそうです。
「Think」は「明日を見つめて、今をひたすらに」という人間観を、
「Share」は「違いを認め合って、思いやりの心を」という社会観・世界観を表しています。
▼教育目標
毎年童話などのお話から世田谷学園の教育目標が紹介されるのですが、今年は誰もが知っているアンパンマンマーチについてお話してくださいました。
なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられない なんて
そんなのは いやだ
という歌詞の一部から「人生はこの問いに答えるもの」であるといいます。
そこから何のために生きるのか
それは、たった一度の人生を、自他ともに幸せに生きていくためだと教えている。
と世田谷学園の教育目標に通じるものがあるという熱い想いを語られました。
そして、自他ともに幸せに生きていくことを目指す人間像として、
知性(賢く)、慈悲(豊かで)、勇気(たくましい)の三位一体。
この3つの要素を内包する「智慧」、そしてその種となる「感謝」。
「感謝」を知る一環として修行体験(中2生:永平寺、高3生:總持寺の一泊参禅)が紹介されました。
▼コースと土曜プログラム
世田谷学園中学校には「本科コース」と「理数コース」があります。
本科コースは、入学後は各教科の基礎を重点的に広く学び、進路選択における自分の適性を見極め、後期(5年)で文理選択を行うコースです。(特進クラスあり)
理数コースは、早くから理系進学を決めている生徒向けに、多くの実験やサイエンスプロジェクトなど体験重視のカリキュラムが組まれたコースです。
2つのコースの顕著な違いとして、前期(1・2年)にある土曜プログラムが挙げられました。
土曜プログラムとは、頭だけでなく体と心を使って考え、学ぶプログラムです。知的好奇心を高め、学びを好きになることを目的に、通常授業では経験できないアクティブな活動を行っています。
中期(3・4年)以降の探究的な学びへと繋がり、この予測困難な時代において、CreativeClassな人財を育てるための仕組みでもあるそうです。
この土曜プログラムの内容が、理数コースはより理数系に特化したものになっています。
▼125周年にむけて
2026年に125周年を迎えるということで、グラウンドを2024年3月に人工芝にします。
また、新校舎を2024年7月から2025年11月にかけ建設し、技術室、美術室、ICTラボ、グローバルルーム等の教室が新設されるそうです。(既存の校舎にある施設は、現校舎のほうは自習室になります)
新しく生まれ変わる世田谷学園中学校からますます目が離せません。
続いて、学校側で事前に用意していただいた「保護者の方から多く寄せられる質問」に対する回答が行われました。
そちらの回答をご紹介します。
生徒の塾、予備校などの利用状況は?
中学生のうちは通塾者が比較的少ないのが現状です。後期、特に6年(高3年)になると志望校合格に向けて、選択肢の一つとして、通塾する生徒も増えてきます。
日々の勉強のフォローアップ体制は?
基本的に学校の授業をきちんと受けていれば大学現役合格に向けての高い学力が養成されます。
定期テストが振るわなかった生徒さんにはステップアップ講習があり、その他夏期講習、特別演習、大学受験講習等が備わっております。
これらの補習を受けて、次の定期テストで点数が上がる生徒は多いです。
男子校ってどんなところですか?
男子校って、全学校のうち何%かご存じでしょうか?
実は2.0%しかないんです。さらに年々減っている絶滅危惧種のような存在です。
しかし男子校にはほかにはない、次のような特長があると考えています。
◆男子校の特長◆
どんな生徒さんが多いですか?
いろんな子がいますが、シャイな生徒が多いかもしれません。
また、礼儀正しく、接していて気持ちのいい子が多いですね。
校則は厳しいですか?
男子校なので「厳しいですか?」とよく聞かれるのですが、あまり細かい校則はありません。
もちろん髪の毛を染めたり、意図的に乱れた服装をしていたりするのはNGですが、ありがたいことにそうした指摘をする必要がない生徒ばかりです。
食堂はありますか?
あります。中1の4月から利用できます。
男の子の好きなメニューも多く、おいしいと評判です。
部活動は?
入部を強制はしませんが、なるべく入っていただくことを推奨しています。
体育会系・文化系ともに様々あり、1年生の90%以上は何かの部活に入っています。兼部も可能です。
18時完全下校となっております。
留学時の扱いは?
高等学校において留学許可願いを提出して許可を受けます。
原則として1年間ですが、場合によっては通算2年間まで延長が認められます。
なお、本学園ではニュージーランド派遣留学を実施しています。希望者は4年次に3ヶ月、現地の交流校に通学できます。
三軒茶屋という立地のよさもありますが、今では全国的に見ても2%を切るようなほどしかないという貴重な男子校という環境で、6年間過ごせるのは、ほかにはない魅力の一つであると感じました。
世田谷学園中学校は非常に活発な生徒が多く、進んで色んなことを実行していました。授業に臨む勤勉な姿勢とその中にも和気藹藹とした雰囲気が良い学校です。
校舎も大きな窓やスケルトン階段など光が入りやすい造りであり、開放感もあるため、生徒がのびのびと学校生活が送れるような環境だという印象を受けました。
2022年撮影のものも含みます。
所在地 | 〒154-0005 東京都世田谷区三宿1-16-31 |
交通アクセス | ・東急田園都市線/世田谷線「三軒茶屋駅」北口B 徒歩10分 ・小田急線/京王井の頭線「下北沢駅」徒歩25分 ・京王井の頭線「池ノ上駅」徒歩20分 ・バス「三宿停留所」下車 徒歩5分 |
設立年 | 文禄 元年 |
創立者 | 曹洞宗 |
創研学院・ブレーンでは各地域の人気の私立中学校を中心に、年間約40校、創研学院独自での学校説明会を実施しております。主に各私立中学校を会場とし、説明会と施設見学にご参加いただけます。
一般的な説明会よりも各中学校の先生方との距離が近い会となりますので、施設見学の後などに直接質問することも出来ます。本やインターネット上にはない、「生きた」情報が得られる説明会です。
また、創研学院生以外の生徒・保護者の皆様も無料でご参加頂けます。ぜひお知り合いの方もお誘い合わせの上ふるってご参加ください。
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