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中学２年の11月に入塾するまで私は受験勉強どころか学校のテストや成績等に関して全く真剣に取り組んでいませんでした。成績をあげたいという向上心も微塵もなく、現状維持以上のことは無かったですし、望んでもいませんでした。ですが創研学院の体験を経て僅かな期間であるにも関わらず先生方の生徒である私たちに対しての思いを著しく感じることができました。特に、先生の熱弁であった勉強に対しての意識や学習を通して新しく享受した知識についての重要さは今まで怠惰な日々を送っていた私には刺激的であり同時に非常に魅力的でした。

そこからは勉強に対しての姿勢が180度変わりました。だいそれたことを言える立場ではないですが、強いて言えば授業中は常に話を聞き、メモすることに徹していました。板書をそのままノートに写すよりも書いてあった板書を思い出せるくらいで良いと思います。自宅でノートを見返した際に授業を思い出せるように先生が要点としていたところを吹き出しや小枠で書き足すようにしていました。話を聞いていて疑問を抱いた点は端にでも書いて授業後にでも伝えれば真剣に回答して頂けます。

私は1日に何時間も勉強することは得意ではありませんでした。なので復習予習に時間を割くよりも授業ごとの理解度の充実に重きを置いていました。そういった時間配分や要領のよさを鍛える方法も教えて頂きました。それは今でもなお継続することができています。

受験期がひと段落ついた今、塾で過ごした時期を振り返り、先生から学んだことの大枠が、本質が見えた気がしています。この塾の特異な点は表面的に勉強しろと指導するのではなく、生徒自らが心の底から勉強の大切さが理解できるように指導している点だと思っています。先生は常に、何事に対しても私たちが自主的に取り組み続け、成長しようと努力することが結果で気に実を結ぶと必死に、とにかく必死に説いてくださいます。生徒である私たちが学びたいと思っている限りは文字通り命をかけて手助けしてくださいます。少し進む道を間違えそうになった時は全身全霊で引き戻されますし、やる気が落ち込みかけた時には魂の咆哮のような喝を入れられ、取り組みたくなかったはずなのに取り組まざるを得ない気持ちにさせて貰えます。今まだ勉強したい気持ちはあるけど今更遅いよな…だったり、自分は周りに比べて勉強ができないからダメだというように周りに比べた気持ちに抑制されてしまっている人にこそ適した場所だといえます。本気で学びたいという思いがあるなら、これ以上ないほど相応しい環境だと思います。

そのような先生方の甲斐あって、念願の第一志望であった高校に合格することができましたし、ここには書ききれないほどにたくさんのことを学びました。1年と3か月程度ではありますが、間違いなく私の中で価値観や概念が変わった時期でしたし、先生方と出会えて良かったと思います。一生忘れません。ありがとうございました。