合格体験記 |
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2021-05-27
思い返してみれば大切な仲間と支え合い、大きな目標を達成し、
辛いことでも、「一生懸命努力したこと」が大切なのだ、
と思うことが出来るようになりました。
私は受験生になりたての頃、「受験」というものがどんなものか知りませんでした。
確かに小学生から中学生になり、中学3年生になるにつれて「受験」という文字を耳にする機会は増えましたが、私はその頃まだ長期間勉強を続けた経験もなく、新型コロナウイルスという新種のウイルスへの恐怖があった為、「受験」というものを知ろうともしませんでした。
ところが、そんな私の状況には関係なく、入試日は刻一刻と近づいて来ていました。
そんな中、新型コロナウイルスによる自粛期間が終わり、私達は急に受験勉強に追われるようになりました。もちろん、私達はすぐに受験生の自覚を持つことが出来ませんでしたが、周りの先生方から現実を知らされ、もう受験に向かって行くしかありませんでした。
塾から出される課題をこなしていくのは大変でした。なのに、どれだけ課題を終わらせても、次々と新しい課題がやって来ました。私はそのとき本当に辛くて、何度も何度も「受験から逃げ出したい。」と思いました。しかし、そんな状況の人は私だけではありませんでした。
そして、その頃私は、よく先生が言っていた「受験は個人戦ではない、団体戦だ。」という言葉を心から理解したように感じました。なぜなら、常に成績を競い合う仲間に「負けたくない」という思いや、周りの仲間が頑張っている姿を見て、「私も頑張らないと」と感じたこと、色々な方面で一生懸命支えてくれた塾の先生方に「恩返しをしたい」という思いが、私を前へと進めたからです。
どれだけ頑張っても、良い結果を出せないときは何度も訪れました。けれど「いつかは報われる」と信じて、一生懸命努力しました。
そのまま私学入試が終わり、公立入試1カ月前となりました。正直、私は体力の限界でしたが、それは全員同じで、そんな仲間が居たから受験生最後の1カ月を過ごせたのだと思います。
その後、公立入試本番を迎え、私はあることに気づきました。それは「定期テストや塾で行われるテストとあまり雰囲気が変わらない」ということです。だから、志望校に合格する為には日ごろのテストを適当にするのではなく、丁寧に何度も何度も解き、分からないことを無くすのが大切だったのだと思いました。私が合格することが出来たのも、それをしていたからだと思います。
受験を終え、私は「どれだけ努力しても、結果が出ないときもあるけど、諦めずに頑張れば絶対に報われる」ということを知りました。初めの頃は受験生であることが本当に嫌でしたが、思い返してみれば大切な仲間と支え合い、大きな目標を達成し、「辛いことを一生懸命努力したからこそ、それが大切なのだ」と思うことが出来るようになったので、本当にあのとき諦めずに努力して良かったなぁと思います。
これから、もしかすると高校受験よりも辛く厳しいことが待っているかもしれません。そのときは高校受験で学んだことを胸に、諦めずに頑張ろうと思います。