北野田校の受験科出身の松井 宙くんが入学式で新入生を代表して挨拶をしました。
以下はその時の挨拶の内容です。

誓いの詞

暖かな日差しとともに吹く風が心地よく感じられるようになった今日、僕たちは帝塚山学院泉ヶ丘中学校の入学式を迎えることができました。

本日は、このような素晴らしい式を行って頂き、誠にありがとうございます。

僕達は全員が、この帝塚山学院泉ヶ丘中学校に入りたいと願い、希望と期待を胸に入学しました。そんなやる気のある仲間たちと切磋琢磨できると思うと、これからの中学校生活が本当に楽しみです。

この三年間、僕たちは、新型コロナウイルスの影響で、多くの学校行事が中止や延期になるという経験をしてきました。今年度からは、少しずつ元に戻っていくといいなと思っています。

先日のことですが、僕はWBCの全試合をテレビで見ました。日本が勝ちますようにと願いながら、応援していました。もちろん、世界で一位を取ったことはものすごく嬉しかったですが、それ以上に、選手一人一人の頑張る姿に、とても感銘を受けました。

例えば、史上最年少の三冠王である村上選手。中国戦や韓国戦、オーストラリア戦と続く試合で三振ばかりでした。見ているこちらも、回を重ねるごとに辛くなりました。しかし、準決勝となるメキシコ戦。4対5で迎えた9回裏。3番の大谷選手が打ち、続いて4番吉田選手がフォアボール、最後に村上選手がタイムリーツーベースを打ち、日本は逆転のサヨナラ勝ちとなりました。見ているこちらも、胸が熱くなる試合でした。みんなが最後の最後まで諦めず、自分や仲間を信じて力を出し切れば、きっと良い結果が出るのだと思いました。

僕も、この試合のように、これからの6年間、勉強にクラブ活動、学校行事など、自分から積極的に行動しようと思います。うまくいかない時は、どうすればよいかをしっかりと考え、自分の気持ちや考えを、相手にわかってもらえるようにはっきりと伝えようと思います。そして、仲間や先生方、先輩達の話をよく聞き、周りの人の気持ちや考えも大切にしたいと思います。

帝塚山学院泉ヶ丘中学校の一員として、一日一日悔いの無いよう全力で努力していくことをここに誓います。

令和五年 四月六日 帝塚山学院泉ヶ丘中学校 新入生代表 松井 宙