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私自身が中学受験を経験していないので、どのようにすれば良いのか、手探りで進めていた3年間でした。

今、ずっと変わらず入学したいと思っていた中学に合格を頂いて、改めて思うことは、「何の為に中学受験をするのか」ということを家族みんなで共有できていたことは、大事だったと思います。“〇〇中学合格”が目標ではなく、大学・就職など先をイメージすることにより、自然と志望校・やるべきことが決まっていくと思います。

入塾してやっていたことは、家での毎日の勉強することと書きだし、1週間ごとに具体的にスケジュールを決めて表にしていました。「そこまでやる必要があるかな？」と思っていたのですが、やらない時は、いつも宿題に追われている気持ちになり、ストレスを感じていたようです。塾のある日、ない日、週末の勉強する時間を決め、その日に終わらせる内容を具体的にし、それをムラなくコツコツとできたことが良かったと感じています。

あとは、最初の頃、先生に質問するのが苦手だったようなので、分からない所を見つけて先生に聞く習慣をつけることを手伝いました。計算問題などまちがっていたものの中から、ちゃんと理解しきれていないものを具体的に「こんどの〇曜日の塾の前に早くいって、〇ページの〇番を先生に教えてもらおうね。そしてわかったらママにも教えてね！」と言っていました。そのうち自分でできるようになりました。

そんなことを積み重ねるうちに、結果もでるようになると子どもも楽しく、自信がついてきたように感じました。無理やり勉強させるには限界があり、最初は本人が「その学校へ行きたい！」と強く思うことにかなうものはありません。そう思ってからの頑張りは、親の私も感心しました。

受験する中で、まわりの方から「あんなに勉強させてかわいそう」とか色々な声があると思います。うちの場合は、勉強がとりあえずよく出来るようになってほしいという訳ではなく、良い環境で学生生活を送ってほしいと思っていました。中学生になり、親のいうことを聞かなくなっても周りの環境がしっかりしているとこは、私が今思っている以上の良い影響をうけて育ってくれると思っています。中学受験を経験したことで、娘も人としてとても成長しましたし、我が子ながら本当によく頑張ったと思い、私自身も「もっと頑張らないと！」と気持ちがひきしまりました。

合格した時の娘の顔を一生忘れることはないと思う程の今までで一番いい表情でした。

皆様にとって実り多い受験になりますように…