創研学院からのお知らせ |
2025-06-06
2025年5月22日(木)創研学院・ブレーン主催 法政大学第二中学校の説明会を開催しました。
今年は100名を超える参加者の方にお越しいただきました。
会場となった多目的ホール「木月ホール」は、式典や講演会はもちろん、演奏会や演劇などの発表にも対応しており、当日はそこで学校のご説明や入試についてお話いただきました。
説明会のあとには実際に歩いて様々な施設を見て回り、学校の様子をより深く知ることができました。
まず初めに、法政大学第二中学校の入試広報主任の黒田先生より、本記事をお読みの学生・保護者の方に向けてメッセージをいただきましたのでご紹介いたします。
最寄駅は、東急東横線/目黒線、JR南武線、JR横須賀線/総武線/湘南新宿ラインの6路線が乗り入れるアクセス抜群な「武蔵小杉駅」ですが、神奈川県や東京都内からだけでなく千葉県や埼玉県からも通っている生徒が一定数いることが通学の利便性を物語っています。
法政大学第二中学校までは武蔵小杉駅から徒歩10分ほどで到着します。道順を写真付きでご紹介します。
法政二中では「出会い、向き合い、自分を作る」をモットーとした指導を行っています。人、行事、本などの「出会い」から、様々な課題に正面から仲間と「向き合う」中で、自らの新しい特性に気づき「自分を作る」ことがこのモットーの目指す指導です。
他文化との交流という点で、法政二中ではNZ語学研修(中学/高校)、長期留学・留学生受け入れといった取り組みを行っております。
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また、学習は主体性・共同性・総合性を重視しているそうです。
主体性は実際に見る・行くなど自ら進んで体験すること、共同性は他者とのコミュニケーションやプレゼンを通して学ぶこと、総合性は上記で得た知識や思考力を深めることです。
法政二中は大学付属校ということで、その良さを存分に活かしていただくために10ヵ年の教育課程を想定しています。
中学1・2年次はその土台作りとなる授業が展開されます。
例えば、特に積み重ねが重要な数学や英語の授業はクラスをさらに分割した授業となっており、これにより発表の機会がとても多くなるだけでなく、より細やかな指導が可能になっています。週一回確認のテストもあり、習熟度が確認できるようになっております。
他にも2時間の理科実験で主体的に学び、その理解をレポートの作成により総合的に深めたり、図書館では65,000冊の蔵書を用いて調べたりして、プレゼンを行うといった共同的な学びを行う取り組みもあります。
タブレットを利用した授業も行われており、様々な場面でタブレットを利用する生徒の様子も見られました。また、タブレットには図書館の蔵書検索機能も付いており、調べる学習に重きを置く法政二中の教育の中で、非常に重要な役割を果たしています。
法政二中高で行われる文化祭や体育祭といった行事は、必ず生徒が主体となります。それぞれの行事の準備はもちろん、係の割り振りや本番での進行まですべて生徒が行います。これにより生徒たちは自らがどのように仕事を果たしていくか、他者とどのようにコミュニケーションをとるかなどを学び、社会とのすり合わせを行うことができます。
「時には失敗することもあるが、その失敗からも学べることがある。」
こういった考えのもと、極力先生の力を借りずに自分たちで作ることを重視しています。
法政二中は法政大学の付属校であるため、法政大学への推薦権があります。しかし、推薦を受けるためには条件があります。以下の項目がその条件となります。
以下の基準も含めて、例年、95%以上の生徒が有資格者となり、約90%の生徒が法政大学へ進学します。
TOEIC Bridgeなどといった外部試験を受けていただき、その結果が一定以上であれば満たされます。
法政大学の付属校三校で行っている共通のテストです。
1月11日(日)実施予定 2科目(国語・算数)+面接
過去問は公開していませんが、一般入試より基礎的な問題です。
募集人数は以下の通りです。昨年度は女子の志願者数が大きく増加し、男子に並ぶ倍率となりました。
男子70名 女子70名
男子35名 女子35名
※2026年度募集の詳細については9月以降に配布される要項をご確認ください。
長文読解の文章量はある程度多いです。そのため、まとまった量の文章を把握する力や、それを要約する力が求められる問題となっています。また、自らの実体験とからめて解答する記述問題も出題されます。
基礎は当然重要で、最初の大問2つはミスをしないようにしましょう。さらに考え方を問う(説明する)問題も出るので、後半の大問では自分で考える力が必要となります。
物理・化学・生物・地学から満遍なく出題されます。幅広い知識が必要となり、さらにそれを活かすことができる思考力が必要となります。また、実生活と関連付けた時事問題も出題します。
理科と同じように地理・歴史・公民から満遍なく出題されます。分野をまたいだ知識のつながりを学ぶ必要があります。
追加合格に関しては1・2回の試験を共に受けた生徒が対象となるので、1回のみの受験では補欠にはならないという点に注意が必要です。
6年間のカリキュラムについて教えてください。また、校風を体感できる場はありますか?
中学生は週6日制、34時間の授業が実施されています。また、「定着」と呼ばれる一週間ごとの学力定着を確認する時間も毎週設けられており、自らの課題を早期に発見することも可能です。また、時間外補習なども設けられており、細やかな指導を行っています。
高校生も同じく週6日制、34時間の授業が実施されています。
中・高通して、特に積み重ねが重要な英・数の2教科に関しては、分割授業(クラスをさらに半分に分けての少人数制授業)が行われています。
校風の体感に関しては、9月以降実施されます学校説明会、及び学校公開日をご利用ください。
→法政大学第二中学校の学校説明会はこちら
外部の大学を受験する子の割合と、その場合の内部進学権の有無を教えてください。
毎年、学年全体の約10%程度が外部の大学に受験・進学しています。
学内での内部進学の推薦権(内申、外部試験、付属校共通試験などの得点に諸条件あり)を獲得できた場合、推薦権を保持したままで外部の大学を受験可能です。 ただし、推薦先の学部は内部進学希望者に優先的に振り分けられます。
危機管理対策、いじめ問題への取り組みについて教えてください。
入学後に行われる校外授業にて、近年心配されているSNS問題なども含めケーススタディーを実施。起こりうる事案を事前に学習し、諸問題が発生する前に防ぐ取り組みを行っています。また、校外授業を通してコミュニケーションを図り、人間関係の構築に取り組んでいます。
万が一の事態においては、各学年主任を中心として学年全体でチームとして問題解決に取り組みます。また、学年担当のみならず、部活動の顧問なども含め情報共有、連携をとっての対策を行っております。
その他、生徒相談室も設置されています。
受験において重視するポイントは何ですか?
基礎学力はもちろんのこと、その学習内容を自身の実生活にいかに結び付けて考えられるかが重視されています。社会の時事問題を歴史や地理などの様々な分野の視点から考える、国語の物語文などの内容を自身の体験と重ね合わせて考える、などの出題がみられます。また、算数などでは考え方を説明する思考力を問う問題の出題があります。
生徒たちの様子を教えてください。
授業中の生徒たちは、どの学年も真剣に授業に取り組んでいます。配布されているタブレットを活用して主体的に調べ学習を行ったり、実技教科などでは生徒と先生がよりよくするためにコミュニケーションをとり共に考えることもあります。
入学後や夏休みの課題について教えてください。
英・数に関しては毎週必ず宿題があります。通常の課題も、夏休みの課題も毎日コツコツやれば終わる程度の分量です。
また、調べ学習やグループワークを重視するため、個人個人でグループワークの下準備などを行う必要がある場合もあります。
部活動との両立について教えてください。
テスト前の部活動オフの期間を利用してテストに臨む生徒が多いです。
また、毎週の定着学習を利用し、普段から課題をため込まないようにするカリキュラムが組まれています。
来年度の出題傾向について教えてください。
出題傾向に関しては、2026年度も大きな変更はしない予定です。
過去問題集を利用する際は、65%以上の得点を目指して学習をしてください。
2020年度以前の過去問題を使用する場合は、出題傾向が近年とは異なるため75%以上得点できるようにしておくことを推奨しています。
静かな住宅街に佇む「法政第二中学校」。
「10年後、なりたい自分になる」をキャッチフレーズに、様々なことに「出会い・向き合い・自分を作る」を実践されています。
将来の目標がはっきりしていなくても、様々なことに「出会い」興味のあることを見つける。それについて自ら、仲間と「向き合う」ことで深く理解をする。たくさん「向き合う」中で、新しい自分に気づき「自分を作る」。
様々なイベントでは、子供たちが主体性を持って取り組める環境でもあります。自ら進んで様々なことに取り組み、時には失敗からも学ぶことがある。そんな経験も重視されています。
探求学習、生徒の主体性に重きを置かれる「法政大学第二中学校」で、みなさんも「なりたい自分」を全力で探してみてはいかがでしょうか?
最後に、校舎見学の様子と校内の様子を写真でご紹介します。
所在地 | 〒211-0031 神奈川県川崎市中原区木月大町6-1 |
交通アクセス | ・東急 東横線・目黒線「武蔵小杉駅」南口 徒歩10分 ・JR南武線「武蔵小杉駅」西口 徒歩12分 ・JR横須賀線「武蔵小杉駅」横須賀線口 徒歩15分 |
設立年 | 1939年 |
創立者 | 井本健作 |
創研学院・ブレーンでは各地域の人気の私立中学校を中心に、年間約40校、創研学院独自での学校説明会を実施しております。主に各私立中学校を会場とし、説明会と施設見学にご参加いただけます。
一般的な説明会よりも各中学校の先生方との距離が近い会となりますので、施設見学の後などに直接質問することも出来ます。本やインターネット上にはない、「生きた」情報が得られる説明会です。
また、創研学院・ブレーン生以外の生徒・保護者の皆様も無料でご参加頂けます。ぜひお知り合いの方もお誘い合わせの上ふるってご参加ください。
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