創研学院からのお知らせ |
2025-09-22

2025年9月8日(月) 創研学院・ブレーン主催 本郷中学校の学校説明会を開催しました。
今回のレポートでは、説明会に同行した創研学院スタッフの視点から、当日の様子を詳しくお伝えします。
今回の説明会でお話をしてくださった、本郷中学校 入試広報部長 野村 竜太先生より、本記事をお読みの学生・保護者の方に向けてメッセージをいただきましたのでご紹介いたします。


※本レポートは、複数年度にわたり実施された説明会の内容をもとに作成しています。学校に確認・許可をいただいた上で掲載していますが、一部過去の説明内容や実際と異なる場合があります。最新の情報については必ず学校の公式HPや直接のお問い合わせにてご確認ください。
電車で巣鴨駅まで向かい、そこから徒歩3分で学校に到着しました。


駅からの道中には、スーパーや飲食店が立ち並び、人通りも多いため、安心して通学できる環境です。敷地内にはもみじ幼稚園が併設されており、園児たちが元気に過ごす微笑ましい光景も見られました。
※Googleストリートビュー:マウスや指で自由に操作できます
昨年に引き続き、2号館地下2階の講堂で行われた説明会では、校長の木村 友彦先生から学校の概要について、そして野村先生からは入試情報について、詳細な説明がありました。
その中でも特に印象的だったポイントをいくつかご紹介します。




▼本郷中学校の教育について
本郷は「文武両道」「自学自習」「生活習慣の確立」を3つの柱とし、「次世代のリーダー育成」を目指す創立103年の伝統ある男子校です。「教えられるのではなく、自ら学び取る姿勢」を大切にしており、「生徒が自ら動くよう仕向ける指導」を先生方全体で実践しています。
特に「自学自習」については、「セルフマネジメント力」を養うため、生徒一人ひとりが手帳を使い、日々のスケジュールや目標を立てて管理します。6年間を通じて、計画的に学習を進める力を育みます。
また、中1・2年生の数学合同授業や、生徒同士で行う英検面接対策、さらには生徒が主体となって運営する学校説明会など、生徒が自発的に関わるイベントが非常に多いのも特徴です。こうした取り組みを通じて、先輩と後輩の強い縦のつながりが築かれています。

引用:本郷中学校HP
本郷独自の取り組みとして、中1から高2まで必修の「本数検(本郷数学検定)」があります。級や段を取得すると、全生徒が見られる場所に名前が掲示され、生徒たちの自主的な学習意欲を刺激します。
さらに、この本数検の結果は大学入試共通テストの得点と相関関係があるという興味深いデータも紹介されました。上位の級や段を取得した生徒は、数学だけでなく他の教科の点数も高い傾向にあるそうです。
▼部活動について
「文武両道」を掲げる本郷では、部活動にも力を入れています。
自己を鍛え、人間的な幅を広げることを目的とし、中1生は全員が部活動に所属します。
中2に進級する際に「継続」「退部」「転部」を選択できるため、生徒が主体的に活動を選べます。その結果、中学生は約98%、高校生は約89%が部活動に参加しているとのことです。
全国大会レベルの強豪部活(ラグビー部、バスケ部など)がある一方、ボウリング部や日本文化部といった珍しい部活も充実しています。運動が苦手な生徒でも輝ける場所があるため、多様な生徒が自身の可能性を広げることができます。
先生によると、「体力テストの結果を見ると運動が苦手な生徒も一定数おり、運動が得意な生徒だけではない」とのことでした。本郷中学校は文化部の活躍も華々しく、運動が苦手でも輝ける別の道があるというのはスポーツ以外にも「何か」で誰にも負けないという気持ちを持つことができ、同時に同好の士が見つかるという点で非常にメリットが多いと感じました。

引用:本郷中学校HP
また外部や併設のもみじ幼稚園とのコラボレーションも行われていて縦のつながりだけでなく「外とのつながり」の機会も生徒たちで作り上げています。
この「つながり」を大切にし、「勉強と部活のつながり」「先輩と後輩の繋がり」がこれからの人生の大きな糧になるので部活動も勉強と同じくらい一生懸命にやらせます!とのことでした。
部活動の”限られた時間の中で努力し、成果を上げる”という習慣が勉強面での”集中力向上”に繋がっているようで、全員が参加する意義があるといえます。
▼入試について
国語や社会では丁寧な文字、算数では大問1・2での確実な得点が重要とのお話でした。
特に漢字の「とめ・はね・はらい」といった細部まで正確に書く癖を早いうちからつけることが大切だと強調されていました。

親の学校へのかかわり度はどれくらいですか?
各クラス3名で父母の会(PTA)募集し、希望制です。土曜日に活動を行っています。
日々の勉強のフォローアップ体制・学校側の関わり方に教えて下さい。
学校は「自由」と「管理」のバランスを重視し、生徒の自主性を尊重します。
海外赴任になった場合、休学はできるのでしょうか?
中学校の間であれば退学扱いとなりますが、5教科の試験に合格すれば復学が認められます。
留学制度について教えて下さい。
夏休みにカナダ・オーストラリアでの短期プログラムがあり、1〜3月にはターム留学制度も設けられています。
英語教育について教えて下さい。
中学生はクラスを半分に分けたネイティブ教員との英会話授業、高校生はオンライン英会話授業があります。
先生方から見てどのような生徒が多いですか?
全校生徒が約1700人いる中で、共通の特徴はほとんどありませんが、部活動を重視している点が共通です。
今回の説明会を通じて、本郷中学校が「大人が何でも与え続ける」のではなく、生徒自身が成長する環境を6年間かけて丁寧に作り上げていることがよくわかりました。
手帳を使ったスケジュール管理や、先輩後輩が協力するイベントなど、生徒の「自主性」を育むための仕組みが随所にあります。また、「文武両道」を掲げ、学習面だけでなく、全国レベルの部活動も盛んです。
勉強も部活動も両立させたい、自律した人間へと成長したい、というお子様にとって、本郷中学校は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
最後に、校内の様子を写真でご紹介します。※過去撮影分も含みます
| 所在地 | 〒170-0003 東京都豊島区駒込4-11-1 |
| 交通アクセス | ・JR山手線/都営三田線「巣鴨駅」 徒歩3分 ・JR山手線/東京メトロ南北線「駒込駅」 徒歩7分 |
| 設立年 | 1923年 |
| 創立者 | 松平頼壽 |

創研学院では各地域の人気の私立中学校を中心に、年間約40校、創研学院独自での学校説明会を実施しております。主に各私立中学校を会場とし、説明会と施設見学にご参加いただけます。
一般的な説明会よりも各中学校の先生方との距離が近い会となりますので、施設見学の後などに直接質問することも出来ます。本やインターネット上にはない、「生きた」情報が得られる説明会です。
また、創研学院生以外の生徒・保護者の皆様も無料でご参加頂けます。ぜひお知り合いの方もお誘い合わせの上ふるってご参加ください。
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