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  • 学校説明会レポート

都立高等学校合同説明会 2024開催レポート

2024年9月15日(日)、3連休の中日に玉川区民会館で都立高校の合同説明会が開催され、10校の都立高校が一堂に会しました。

この説明会は、地域密着型の学習塾「創研学院」が毎年主催しており、都立高校の特色や活動内容を知ってもらうことを目的とした、中学生とその保護者向けのイベントです。

この日は偶然、近隣で地域のお祭りも開催されており、会場周辺は多くの人で賑わっていました。来場までにご不便をおかけすることもございましたが、会場には中学生、保護者、地域の方々が詰めかけ非常に賑わいのある一日となりました。

ご参加いただいた学校

※学校名をクリックすると各学校のレポートに飛びます。

合同説明会について

来場者には、まず受付でQRコードをかざしていただきます。事前に準備してきてくださる方がほとんどで、とてもスムーズに受付をすることができました。

受付では学校パンフレットが入った創研学院バックをお渡ししました。

こちらにはご参加いただく学校のパンフレットはもちろん、今回は残念ながら参加は叶いませんでしたが、事前に学校パンフレットをお送りいただいた学校の分も封入させていただきました。

青山高校・上野高校・駒場高校・小山台高校・神代高校・広尾高校・三田高校のパンフレットも入っていることに参加者の方からは「こんなにたくさんの高校のパンフレットを一度に比べることもないので来た甲斐がありました」と喜びのお声をいただきました。

説明会は各校が30分の説明と10分の質疑応答で構成されており、参加した高校の半数では校長先生が自らが演者となって説明を行いました。

各校の教育方針や特色について、より深く理解できる機会となりました。 例えば、生徒の主体性を重んじる教育や、多様な進路選択を支援する体制について詳細に語られ、参加者の皆様も熱心に耳を傾けていました。

質疑応答では、事前に申込段階で受け付けた質問をベースに司会が質問を行い、参加者からも積極的に質問が寄せられました。 参加者からは「各校の特色がよく理解できました」「進学先の候補がより具体的にイメージできました」といった前向きな声が多数集まりました。

今回の合同説明会は、参加者にとって進路選択のための非常に貴重な機会となり、各校の魅力を直に感じることができた有意義な場であったことは間違いありません。

会場には保護者の方だけでなく中学生の姿も見られ、親子で真剣に話を聞く姿が印象的でした。

これを機に進路実現への意識を高める機会になったのではないでしょうか!

学校レポート

ここからは説明会に参加した創研学院スタッフの視点で当日の様子を学校ごとにレポートしていきたいと思います!

■東京都立日比谷高等学校

日比谷高等学校 統括校長 萩原先生

学校の特色

「自律的人格」「学習と教養」「責任と協調」「心身の健康」「文化と平和」を学習目標にして、知的好奇心を喚起し学問の本質に触れる楽しさを味わうような取り組みを行い、次世代のグローバルリーダーを育てています。

その一環として、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の取り組みで東京大学などの近隣の大学や研究機関また海外で講義や指導を受けられたり、英語で講演会を受け実際にプレゼンテーションをしたりします。そして令和4年度からGE-NET20に選ばれ、三井住友銀行やTBS、農林水産省、日経新聞の方と直接意見交換をする機会もあり、様々な取り組みからグローバルリーダーの育成をしています。

学校生活

週5日で1日7時間制を採用しており週35時間の時間割となっています。

1単位45分となっていますが、先生方がテストや模試の結果を分析(他校・前年と比べてどうか)し授業を行うので密度濃く学習できます。

平日週4日で18時まであり19時までは自習室を使えるので活用をし、文武両道を目指すことができると思感じます。

参照:東京都立日比谷高等学校公式HP

編集後記

自主・自律できるように自ら取り組むことが多く、学習環境が整っているだけではなく一人ひとりサポートができるような体制もあり、充実した学校生活が送ることができると感じました。

参照:東京都立日比谷高等学校公式HP

■東京都立西高等学校

西高等学校 統括校長 土方先生

学校の特色

「文武二道」。「文武」と聞くと「両道」と考えてしまいますが、都立西高校では「文武二道」が奨励されています。「文」は「真剣な授業」「豊かな教養」を指し、「武」は「活発な行事・部活動」「課外活動への挑戦」を指し、これらを通じて「世界に通用する大きな器」を育成することを目標とされています。説明の中で土方校長がこれからの社会で求められる力について①状況の変化に対応する力、②新しいものを作り出す力、③異なる考えや立場の人をまとめる力、とおっしゃっていました。「文武二道」はこれらの力を養うために掲げられ、都立西高校の教育を支えているのだとお話を伺って理解できました。

特に印象的だったのは「授業で勝負」という標語です。都立西高校では「自分で考え、疑問を大切にする授業」を展開し、質の高い授業を行うために先生方が日々努力されているということでした。年2回の実力考査はその好例です。これは学力考査とは別に高校の先生が大学共通テストなどを研究して作問されるものです。生徒の将来について先生方も真剣に考えるからこそ実現できる行事と言えるでしょう。

学校生活・学校行事・部活動

都立西高校では「自主自律」の態度が「文武二道」と並んで重点とされています。特に「生徒の自主性を引き出す指導」と「指導と自主性のバランス」に力を入れているとお話を伺って感じました。

都立西高校では週3回の7時間授業を行っています。土曜日には特別講座が開講され、生徒は自分の興味に応じた講座を受講することができます。

進路指導では入学時から「進路ノート」が個人ごとに配布され、生徒はそれを活用しながら、自分が何に興味があり何を大学で学びたいのかを考えていきます。

また、都立西高校は東京都より「理数研究校」に指定されています。そのため、1年時・2年時には研究活動があります。1年時にはグループで研究活動を行います。企業探求を行い企業ごとのミッションを企業に提案するのだそうです。2年時には個人での研究活動を行います。大学に向けてだけでなく将来どのような企業で働きたいのかを考えるだけでなく、世の中にどのような企業があるのかを知るきっかけにもなると思いました。

この他にも「生成AI研究校」に指定されており、訪問講義や講演会、芸術鑑賞会にも力を入れており、生徒が将来何をしたいのかを考える機会が随所に盛り込まれています。

部活動は加入率が150%で、1人で2つ以上を兼部するのが当たり前となりつつあるようです。

参照:東京都立西高等学校公式HP

編集後記

お話を伺ってみて感じたのは、都立西高校では生徒が自分の将来を考えるために、様々なことに取り組んでくださっているということでした。そのような先生方のサポートがあるからこそ、生徒がのびのびと自分のしたいことを探求できるのだと感じました。「進学指導重点校」のため入学できるまでの道のりは険しいですが、それを乗り越えて得られるものもまた大きいと思います。今はまだ将来自分が何をしたいのかが分からないけれど高いレベルで自分の将来を考えたい、のびのびとした環境で自分を成長させたいと考えている方にはおすすめしたい学校です。

東京都立豊多摩高等学校

豊多摩高等学校 校長 栃倉先生

学校の特色

栃倉校長先生が豊多摩高校のキャラクターのモグラをモチーフにした通称もぐポロ(もぐらが印字してあるポロシャツ)を着用して、説明会が開始されました。

学校の名前の由来(昔、新宿区・杉並区のあたりを豊多摩郡と呼んでいた)から学校の特色を話して頂きました。京王井の頭線『浜田山駅』から徒歩10分の場所にあり、グランドが2面・テニスコートが3面、プールも9レーンあります。また、校舎までは銀杏並木が100数十mあり、その入り口では生徒の手作りによる文化祭の日程をカウントダウンするモニュメントが出迎えてくれます。

学校生活

自主自立を重んじる校風で最大の特徴として制服と校則がありません校長先生自身も『オウムじゃなく、ワシになれ!』と語るだけではなく、実行することを生徒に求めていることが伝わってきました。進学指導重点校に指定されており勉強にも力を入れていますが、部活動も所属率100%以上となっており、兼部している生徒もいる正に文武両道の学校です。

進路指導

高校2年時に文理選択をしますが、数ⅡBまでを必修科目としていて、かつ習熟度別に学習しているので、国公立大学への進学実績が高いことも実証できています。また、7時間の土曜授業、長期休暇の講習にも力を入れており、同窓会、大学生のボランティアにも質問対応ができるようになっています。

昨年の卒業生の進路においては、85%が4大へ進学し、国公立大学に32人、早慶上理に31人、GMARCHに86人と半数以上が現役合格しています。46人の浪人生はいますが、全滅している生徒はいなく、より偏差値の高い大学を希望してチャレンジする生徒が多くいることも感じられました。

指定校推薦利用者が例年20名ほど。今年から青山学院の経営学部も加わっています。

一般受験で合格できる力を備えていくため、利用者は多くないようです。1例を出すと、昨年、早稲田大学文化構想学部においては、5、6人の希望者がいて、その中から1名を選出したとのことでした。総合型選抜での入試においても10名ほど合格を勝ち取り、進学しています。

また12:25~35では豊多摩タイムというものがあり、各クラスの級長が目的意識を持って、学級を運営している様子もあり、毎日小テストを実施していて、日々の学習意欲も非常に高いと感じました。

初実施!スポーツ推薦

今年度の入試においては、スポーツ推薦を初めて実施することが決まり、本日どこよりも先行してご紹介してくださいました。

  • サッカー部(男子)2名
  • バレー部(女子)2名
  • バスケットボール部(男子)2名

上記、6名を調査書・面接・実技により選抜する予定です。

学校での説明会も10/5PM、11/16PM、12/14AM、PMで設けております。また、平日16:00~のミニ見学会も予定しております。

ぜひ、実際に足を運んで、自主自律・文武両道の校風を体験してください。

参照:東京都立豊多摩高等学校公式HP

東京都立狛江高等学校

狛江高等学校 髙橋先生

学校の特色

スクールミッションとして「自主・創造・友愛」を掲げ、主体的に学ぶ姿勢を育て国際理解教育にも力を入れています。

英語教育研究推進校・海外学校間交流推進校・理数研究校・Sport-Science Promotion Clubの指定を受けており、オーストラリアにあるキラウィ高校との短期交換留学プログラムは1989年度から続いている伝統的な行事です。

学校生活

1年生は全員が共通科目を履修し、基礎的な学力を養うことができ、年間17回の土曜授業もあります。2年生からは文理を分け始め、数学Cも始まります。習熟度別の少人数クラスもあるとのことだったので、進路に向けて細かく指導をしてくれます。

参照:東京都立狛江高等学校公式HP

編集後記

さまざまな生徒に対応できるカリキュラムや国際教育に力を入れながらも、部活も活発で運動部も文化部も功績を残しており、まさに文武両道な高校だと感じました。

東京都立新宿高等学校

新宿高等学校 清水先生

学校の特色

「全員指導者たれ」。これが都立新宿高校の校是です。これは持続可能な未来をつくるリーダーを育成することを目標としています。

また、それを支えるためのキーワードが都立新宿高校には5つ存在します。それらは「チーム新宿」「目線合わせと学年集会」「進路は補欠なき団体戦」「自主・自律・人間尊重」「大学受験は学校行事だった」です。

都立新宿高校では創立以来「大家族主義」を掲げて教員、保護者、卒業生が生徒の成長をサポートしています。進路指導は「生徒1人1人が主役」を標語とし、生徒の学力状況を教員・学年で共有し目線合わせをもとにした弱点補強を行い、落伍者を出さないための充実した指導を行っています。

また、「生徒の良心に訴える指導」をモットーとし生徒の自律的規範意識を養います。多くの学校行事を通じて養われた仲間意識や一体感で大学受験を乗り越えていきます。学校全体で生徒の将来を実現できるように取り組もうという思いが、今回お話を伺って感じられました。

学校生活・学校行事・部活動

都立新宿高校には進学重視型単位制高校という特色があります。1・2年次には大学入学共通テストに対応した文理選択のない共通履修の形をとっていますが、選択科目によって豊富な選択肢のうちから進路を決定することができるそうです。

毎日の授業以外の勉強にも力を入れています。土日は自習室が開放され、1年生には週末課題(英・数・国)が出されます。先生のお話では、量が多いので最初はかなり苦労するかもしれないが、それは学校の先生をうまく利用して欲しいということの表れだそうです。補習も年1700時間行います。

行事では、1年生は2泊3日で臨海教室があります。縦のつながりが強い学校のため、卒業生の方が伴泳をしてくれるそうです。「(1年生は)一番下の弟・妹」と表現されることからも、学校全体で生徒1人1人を見てくれることが分かります。

部活動は公立高校に珍しく弓道部や管弦楽部があります。部活動の加入率は97%で、1人あたり1つの部活に所属するのが普通のようです。

編集後記

都立新宿高校は学校・保護者・卒業生が一丸となって生徒をサポートしてくれる、まさに「チーム」であるのが魅力だとお話を伺って感じました。

「進学指導特別推進校」に指定され、自校作成問題の入試であるため入学までの道のりは険しいですが、入試本番では国・数・英は7割くらいが合格の目安だということでした。

今はまだ自分の将来は考えていないけれど、豊富な選択肢から将来を考えたい方やアットホームな雰囲気で学校生活を送りながら成長したい方におすすめしたい学校です。

参照:東京都立新宿高等学校公式HP

東京都立戸山高等学校

戸山高等学校 統括校長 髙野先生

学校の特色

まず戸山高校の卒業生の著名人の紹介がありました。誰もが知る有名人の方で、これまでの歴史を物語っております。

スクールミッションとして、リーダーとして国際社会に貢献できる人材の育成を掲げ、カリキュラムポリシーとして、幅広い教養と自立心を育てることを明示しています。自主自立の精神で高校1・2年生は1日3時間以上の自主学習を推進しています。3年間文理分けしない教育のもと、毎年6月、11月に学習状況調査を実施し、3年夏までに高校3年間の学習は終え、受験勉強の確保をしており、個々の取り組みについても管理しています。70講座以上の夏期講習の実施。午後8時まで2教室、図書館を専用自習室として開放しています。卒業生チューターや廊下での教員による質問机も配備しています。生徒が考え、教員がサポートする体制が整っております。

また、教員同士でも年間12回の進学指導会議、模試の結果分析検討会、出願検討会を実施し、充実した進路指導を行っている様子も伺えました。

参照:東京都立戸山高等学校公式HP

進路指導

進学重点校としての側面の他、H16から都立校では初となるスーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)として文部科学省から指定されています。8クラス中2クラスがSSHクラス。また東京都教育委員会よりH28からチーム・メディカル(TM)の指定校となっております。各学年30名前後。共通テストで85%以上得点できる生徒を対象に募集しています。1年時に医師へのキャリア教育(現役医師、病院関係者の講演、病院での体験研修)、2年時に大学医学部の研究、3年時に国立大学医学部進学対策を実施しています。医学部への進学を希望する生徒同士で互いに切磋琢磨し支え合うチームを結成し、希望の実現に向けて取り組むものです。オリンパス株式会社との内視鏡観察や東京医科歯科大学の教授、臨床医との対談も実施されたようです。

卒業生の進路について、約75%の238人が現役で4大に進学しています。昨年は東京大学8人、国公立医学部医学科10人を筆頭に難関国公立大に46人、その他の国公立大に93人、早慶上理に211人が進学しています。指定校推薦を利用しての大学進学者は1ケタの人数になっています。

文武両道を実現しており、昨年は吹奏楽部から東京大学2人、一橋大学4人、サッカー部から東京大学2人、東京工業大学1人、京都大学1人、硬式テニス部から東京大学1人を輩出しております。

11/9(日)に生徒会主催の学校説明会が催されます。

ぜひ、実際に足を運んで、自主自律・文武両道の校風を体験してください。

東京都立雪谷高等学校

雪谷高等学校 校長 豊岡先生

学校の特色

母校愛を育み文武両立を目指しているため、通っている生徒や卒業生は母校愛も強く、二世代、三世代、兄弟ともに通うということが多く、また、同窓会からの期待、支援も多いとのことです。

学校生活

母校愛を育み卒業後も愛される学校づくりを強く意識されていることが伝わってきました。また、「人を応援し応援される」ことにも注力しており、今年は学校全体で野球部の応援をしたそうです。

文武両道を目指しており9割以上が部活動に参加しますが、学校の授業をとても大切にして、朝学習を導入していたり、校内の掲示物を工夫したり模試等を分析して各担当の先生が授業に反映をしたりしています。

参照:東京都立雪谷高等学校公式HP

進路指導

自習室は7:30~18:50まで利用可能でチューターもいる。また、全学年でスタディサプリを活用したり、学校の授業を大切にしてほしいということから模試等を分析し、各先生が授業に反映しながら行ったりして、生徒たちの成績向上のため一丸となっている。

編集後記

校長先生のお話を伺っていると生徒と直接関わりを持ち、一人ひとりを見ているので非常に面倒見が良い印象を受けました。校長先生が思っている生徒像を「愛すべき愚直な生徒」と掲げ、「自ら挨拶をしっかりし、明るく素直でよく笑いよく泣く子」が多いとおっしゃっており、心豊かな人間へと成長することができる学校だと感じました。

参照:東京都立雪谷高等学校公式HP

東京都立田園調布高等学校

田園調布高等学校 副校長 綿貫先生

学校の特色

都立田園調布高校は落ち着いた雰囲気の中にある高校です。生徒はまじめで誠実な性格の方が多いそうです。

服装は基本的に自由ですが、推奨服があり行事の際には着用を義務づけられる時があるそうです。1年生は約8割の方が推奨服を着て生活しているとのことでした。染髪は禁止です。生徒のほとんどが大学進学を目指し、カリキュラムも国公立大学が受験できるようなものになっています。1、2年次に文理選択はなく、3年次から文理選択を行います。2025年度から大学入学共通テストの科目となる「情報」にも授業で対応できるそうです。

東京都から「進学指導研究校」に指定されており、アドバンストクラスを設置してより高いレベルの大学を目指す生徒にも対応しています。アドバンストクラスは入学テスト時の結果と選抜テストの結果によって決まるそうです。自由な校風で、のびのびと自分の進路を考えることができそうな雰囲気が伝わってきました。

学校生活・学校行事・部活動

毎日の授業は習熟度別編成となっています。約80名の生徒を3クラス編成にして授業を行うそうです。目標を明確にした授業を目指しており、アクティブラーニング授業やタブレット、スタディサプリを用いることもあるとのことでした。自学自習の習慣作りにも力を入れています。

入学時に「ぽろにあ手帳」という手帳が1人1人に配布され、それを活用して自学自習の習慣を養います。大学受験を目指す生徒のうち7割程度が一般受験をするということですので、1年生から自習習慣を身につけることが大学受験のスタートとなりそうです。

自由な校風ですが、「自由によって何ができるか」を考えさせると先生はおっしゃっていました。そのため学校行事は生徒が主体的に運営を行うそうです。また、チャイム着席が厳命されており、自由な中でも規範意識をしっかり養おうという先生方の想いが感じられました。

参照:東京都立田園調布高等学校公式HP

編集後記

女の子に人気が高い高校というのが都立田園調布高校に対するイメージでした。自由な校風や落ち着いた雰囲気がその人気の理由なのかなと今回先生にお話を伺って考えました。今年度より東京都の高校入試は男女合同定員となりましたが、今年の入学者は女の子の方が若干多いそうです。

また、都立高校で特進クラスがあるのが印象的でした。生徒が大学受験に向けてより高いレベルを目指していけるように考えられた結果だと思います。

自由な中でも自分をある程度律して過ごしたい方や、大学受験に向けてより高いレベルを目指して勉強に取り組みたい方におすすめしたい学校です。

参照:東京都立田園調布高等学校公式HP

東京都立目黒高等学校

目黒高等学校 総務部主任 加藤先生

学校の特色

総務部主任、野球部監督の加藤先生が野球の試合を途中で切り上げて、野球のリュックを背負ったまま、説明会にお越し頂きました。

大きなヒマラヤ杉がモチーフになっている、創立105年の伝統校である目黒高校は進学指導研究校、英語教育研究推進校、理数研究校、体育健康教育推進校として期待されている学校です。英語教育推進校としての取り組みはネイティブの2人の先生が在中し、オンライン英会話の講義も年10回程、組まれています。他の都立高校より1年早く令和3年に、1人1台のipadを導入し、連絡事項、課題のやり取りにロイロノートを活用しております。

各学年6クラス運営で、全校生徒は720名。土曜授業も年18回(月2回程度)実施しており、自主・自律の精神のもと、文武両道に励んでおります。素直な生徒が多いということが魅力であると話されていました。校則は厳しい方で、化粧も染髪も禁止。自転車通学は可能です。

参照:東京都立目黒高等学校公式HP

進路指導

1・2年時は選択科目を最小限にしていて、2年時からは文理コースが分かれることで、国公立の対策も可能になっています。大学の先生による理数講演会も実施し、進路を考えるうえで、有益な情報も定期的に発信しています。

教員においても、ベネッセ・河合の模試の後、分析会、反省を含めた返却集会を実施しています。昨年の卒業生の進路においては、国公立大学に14名、私立大学においては、早稲田大学に7名、慶應義塾大学に4名、青山学院大学に27名、法政大学に49名とGMARCH以上の大学に延べ189名の合格者を輩出しております。

学校生活

部活動も積極的に活動しており、女子バスケットボールは都立No.1、硬式野球部、競技かるた部も非常によい成績を収めています。

『情報1』の授業において、東京都主催の都民による事業提案制度を活用し、小池都知事から感謝状を授与された生徒もおりました。これは3年連続、3年間で7名の提案が選ばれ、東京都の予算案へ採択されました。

参照:東京都立目黒高等学校公式HP

学校見学会を10/26(土)、11/16(土)、12/21(土)に開催いたします。

また、平日火曜、木曜は見学会も予定しております。

ぜひ、実際に足を運んで、自主自律・文武両道の校風を体験してください。

東京都立大崎高等学校

大崎高等学校 主任教諭 昆野先生

教育方針

「『時』を守り、『場』を清め、『礼』を正しく、『公』共を意識する」。
大崎高等学校はこの時場礼公を軸に、生活指導を厳しく行っています。具体的には、
・8時25分には朝学習を始める。
・礼は3秒間きちんとお辞儀する。
・制服や頭髪は高校生として標準の着こなしをする。
など、社会人としての基本的な道徳心を学ぶことができ、今後の人生につながる”人としての教育”
を重視しています。

参照:東京都立大崎高等学校公式HP

学習指導

一人一台タブレット端末を持ち、調べ学習、プリントの配付、課題の提出など様々な用途に使用しています。インターネット予備校とも呼ばれる「スタディサプリ」も使用できるようです。
自習室は19時まで開放されており、生徒同士が気軽に質問し合いながら勉強できます。
また、年間16回の土曜講習(特進クラス及び希望者)、夏には勉強合宿(勉強マラソン)なども企画されており、学習時間の確保をしつつ、手厚いフォローを受けることが可能です。

部活動

特別推薦入試では「バスケ」「硬式野球」があります。大崎高等学校ならではの部活としてペーパージオラマ部や防災部があります。部活動は17時まで(一部例外あり)となっています。

進路指導

1学年より様々な進路行事や模擬試験を実施して、自身の進路への意識・関心を高めます。

令和4年度卒業生は、現役生の約70%が4年制大学へ、約20%が専門学校へ進学しています。このうち、大学進学者の受験方法は一般入試48%、総合型選抜(AO)26%、指定校推薦23%です。

一般入試を目指す生徒には、土曜講習のほか、夏期講習を実施しています。今年度は一部予備校講師による講座も設定されていますが、すべて無料です。

総合型や推薦を目指す生徒については、それぞれに指導担当教員がついて作文や面接指導を行うなど、全校体制で支援します。

参照:東京都立大崎高等学校公式HP

編集後記

大崎高等学校は最寄り駅から徒歩4分と最高の立地にありながら、広々とした人工芝のグラウンドや免震構造の校舎など、校内の施設についても申し分なく、落ち着いた環境で充実した高校生活を過ごせそうだと感じました。

学習スキルだけではなく、礼や公共の意識など、社会人として必要な道徳心やコミュニケーション力を身につけること が重要とされているまさに今のこの時代、大崎高等学校で経験する「規律」は、将来に活きる大きなアドバンテージになるのではないでしょうか。
文化祭・体育祭などのイベントも多くありますので、一緒に苦労したり、喜んだりした経験をもとに生涯の友人をぜひ作って欲しいと思います。


参加者の声

一度に複数の学校の話が聞けて、その場で比較ができ、各校の特徴を知ることができてよかった(世田谷区/中2)

学校説明会の予約がなかなか取れず、今回参加する事が出来て大変助かりました。(大田区/中3)

たくさんの資料をもらえてよかったです。もっと他の学校の話も聞いてみたかったです。(大田区/中2)

受験の先にどうありたいか、自分の強化すべき点はなにかなどを本人が考えるよい機会であったと思います。(品川区/中2)

興味がある都立高校の説明を1日で参加出来たことに満足しております。この中で興味のある学校説明会や見学に参加しようと思います。(世田谷区/中3)

終わりに

進行・運営も滞りなく行うことができ、私たちも大きな自信となりました。来年度もよりたくさんの高校に参加していただき、参加者に寄り添った合同説明会ができるようさらに努力してまいります。


創研学院、ブレーンでは毎年、都立高等学校合同説明会を開催しております。説明会終了後には個別相談会も実施しておりますので、ぜひご参加ください。

また、中学受験生を対象とした私立中学校説明会も実施しております。私立中学校説明会では施設見学も実施しておりますので、お知り合いの方もお誘いあわせの上、ご参加ください。

一般的な説明会よりも各学校の先生方との距離が近い会となっております。本やインターネット上にはない、「生きた」情報が得られる説明会です。

皆様のご参加をお待ちしております!

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